2014年4月25日金曜日

0425 六条院全体

六条院全体042514
■桧皮葺屋根のテクスチャーをつけました。(画像をクリックすれば拡大します。)


京極大路側からの姿図



南東からの鳥瞰


万里(まで)小路から東山を望む



築山から寝殿の夜景:東南の町(春の御殿)

2014年4月24日木曜日

0424 六条院全体像

0424 六条院全体像





小説から生まれた建築か・・

■日本建築の特徴



1.骨組みの文化と壁の文化日本人は水平に広がっていく空間を求めているのに対して、壁の文化をもった人たちは、上のほうへ広がっていく空間を求めている。
大陸の影響の濃い禅宗建築以外天井に空を描くことはない。

2.日本建築の色付け数寄屋風の書院の素木の柱に白い漆喰壁の取り合わせや、茶室の自然のままの柱に渋い色の土壁の調和は、実は大正年代の末か昭和に入ってから一般化した傾向で、早くてもせいぜい明治からなのである。とくに住宅や茶室といった数寄屋風の建築についてもっているイメ-ジは、たかだか50年ほどの間に作られてきたものなのである。

3.柱礎石の上に柱を立てる方法が一般的になるのは平安時代のことである
平安時代も半ばを過ぎると、丸柱が次第に姿を消し、中世以降の住宅では角柱が普通になった。

5.軒と縁軒下は、日本建築独特の空間である。
家の中とも外ともいえないこの場所がもっていた性格について考え、現代の住宅にもこのような空間を再現したいものである。

6.床履物を脱いで床の上に上がる生活習慣をもっている人々は、世界中探してもそう多くはない。
縄文時代のことは分からないが、弥生時代の住居に、床があったことは間違いない。床は初め板敷きといわれていた。
は、初め置き畳の形式であった。畳の寸法を基準にした柱の間隔は、室町時代の七尺(2.12M)から次第に小さくなり、江戸時代の初めには京都では六尺五寸江戸などでは六尺が普通になった。京間の設計法は、六尺三寸X三尺一寸五分の畳を敷くことを想定して部屋の大きさを決め、その外側に柱を立てる。


7.天井中国では天井のことを承塵という。寝殿造りには、天井はなかった
天井のすぐ下のところに柱を見せない壁がある。この幅の狭い壁を蟻壁と呼んでいる。蟻壁があるので、天井が浮いて見える。天井はある程度はなれて見るだけなのだから、床に贅沢をするほうが合理的である。

8.壁日本の住宅では壁が大変少ない。室内では、内法の上の小壁の部分を白土塗りとするのが普通の手法であった。

9.扉外国ではドアは内開きが普通である。日本ではほとんど外開きである。

10.戸障子は日本人の発明と言ってよいだろう。

11.窓壁の中に穴をあけたのが窓ならば、伝統的な日本の住宅には、窓はほとんどないことになる。





(シリーズ木の文化④「木の住まい」朝日新聞社、1984年、より抜粋させていただきました)







2014年4月21日月曜日

0421七宝繋ぎの蔀戸

0421七宝(しっぽう)繋ぎの文様の蔀戸をつくってみました。

本来なら蔀戸は”板”を挟むようなのですが、文様の陰影がおもしろいので、格子のデザインも”板”をはずしました。(寒い・・見える・・)






2014年4月18日金曜日

0418 六条院の全体模型

■京都府宇治市に「宇治市源氏物語ミュージアム」というところのサイトを発見しました。

■六条院の全体模型が展示されているようです。
「六条院の模型」で画像検索しました。

全体の画像がいろいろとありますので、また少しづつ外観をメインに作成していくつもりです。


0418寝殿 小屋組

0418寝殿 小屋組









2014年4月9日水曜日

0409 寝殿

 
0409 寝殿

■平面規模:  7間4面+北庇
柱間   :  母屋 2.7m 庇の間 3.6m
床のレベル: 地盤より1.2m。母屋と庇の間は同レベルにしました。
           簀子縁は庇の間より一段低い。

■北の孫庇の間:よくわかりません・・考え中







築山から東釣殿

寝殿から東釣殿夕景




2014年4月8日火曜日

0408東対屋

0408 東対屋(ひがしのたいのや)

   

■平面規模:  5間4面+広庇
柱間   :  母屋 2.4m 庇の間 3.0m
床のレベル: 母屋と庇の間は同レベルにしました。
           簀子縁は庇の間より一段低い。
■床仕上げ:  総板敷き、簀子縁の素材表現は考え中です・・

■御格子=蔀戸と御簾(みす)
1枚蔀戸は内側に跳ね上げ、御簾を取り付ける。2枚蔀戸は外へ跳ね上げる。

■庇の間四隅は両開き妻戸(はしばみ戸)だということですが・・取り付け場所がわかりません・・
考え中・・です。(後回し・・全体の取り合いを考えて)
 






2014年4月3日木曜日

0403六条院 東南の町(春の御殿) 全体像

六条院 東南の町(春の御殿) 全体像(屋根・建物の配置)

個別建物のインテリアを含むディテール詳細や庭園(外溝)は試行錯誤しながらバージョンアップしていくつもりです。いろいろなパターンが想像できると思いますので、エンドレスの妄想と作業になるかもしれません。(笑)”寝殿造り”も完全なかたちで現存しているものはないようですので・・
まずは、”桜”の季節を歓迎して・・